タヌキを目撃した話

福岡県福岡市の中心部に住んでいるため、野生動物を目撃することはあまりない。
しかし郊外の山に近い所で急に表れることがあるから油断ならない。

近頃では、猿が山からエサを探すために降りて危害を加えるという情報もある。

先日、県内の温泉地として知られる郊外に出かけた。
目的は、サーモン料理専門店でお友達とランチをすることだった。

カナダの昔ながらの家をイメージしているお店はログハウス。
ハウスの周りに森があり、自然に溢れる店の庭のようになって散策することができる。
その森で写真を撮りあっていると、野生のタヌキが猛ダッシュで私たちの前に表れてきたのだ。

正確にいうと、恐らくタヌキだろうとしか判別できないほど、すごいスピードで飛び出してきたのだ。
タヌキは茶色の毛色でヌーっと歩くイメージだったが全く違った。
黒い堅そうな尖った毛に覆われ、目が光っていた。

動物というよりかは、獣だった。
可愛いタヌキのイメージではまったくなく、攻撃されるんじゃないかと身構えるほど荒々しい獣の様子。

私たちの方を一瞥すると、興味が無いと言わんばかりにぷいっと向きを変え、また森へと消えていった。
一瞬の出来事だったが、イメージしていたタヌキとはまったく違ったためやけに印象に残った。

畑を荒らす野生動物を追い払う

娘の誕生日祝いに、保健所の子犬の譲渡会で、目がとろんとした可愛さに譲り受けてきました。犬小屋ができるまで玄関の土間で飼っていたのですが、犬小屋を造ると自分の居場所だと思ったようで安心していました。

一度、海で泳がせてみようと思い、人がいない浜辺に連れて行って、放してみたところ、波が怖かったようで、一目散に陸地の奥のほうへ逃げていってしまいました。
これでは、迷子になってしまうと思い、慌てて追いかけたのですが、しばらく行くと座って待っていてくれました。
なかなか、賢い犬だなと思いました。
また、夏には、花火大会を一緒に見に行ってみようと思い、つれていくと、私の後ろの影に隠れてしまい、怖がっていたのですが、怖いときには私を頼ってくれているのだと思え可愛かったです。
朝顔の咲く縁側に、犬小屋を置いていたのですが、あまりにも暑かったようでぐったりとしてしまったことがあり、急いで、近くに流れる用水路へ連れて行き、泳がせてやると元気になったので、以後、夏の散歩はこの用水路での遊泳ということになりました。
犬のほうも、泳ぐと涼しいということが分かったようで、自分からすすんで用水路に飛び込んで泳ぐようになりました。
流れがけっこう速かったのですが、自慢の犬掻きで、私を見つめながら徐々に前に進み、私が待っている場所までやってきました。
10メートルぐらいを10分間ぐらいで泳ぐのですが、泳ぎきった後は身震いして水気をとり、元気よく、家路に着いたことを思い出します。
この、日課となった水泳が健康の元となったのか、お陰で、老後も健康に過ごしてくれ、満15歳を全うしての大往生でした。

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