節分における文化の変わりよう

もう少しで節分です。
小さいお子さんがいる家庭では、お父さんが鬼のお面を被ったりするのでしょうか。
我が家は夫婦二人なので、そんなことはしませんが、
やはり家の中で豆まきぐらいはします。
私の住む土地では、豆まきと言えば落花生です。

実家でも落花生を撒き、終わったら歳の数だけ落花生を食べたものです。
でも本当は大豆を撒くのが、主流だと知ったのは、
だいぶ大人になってからの事です。
スーパーでも節分前になると落花生が大量に並んでいたので、
疑問に思ったこともありませんでした。
この事を知った時、母に「なんで家は落花生なの?」と聞くと、
「拾うのが楽だから。」と、まぁ納得のいく答えが返ってきました。
確かに合理的で良いと思います。
なので、結婚して家庭を持った私も、当然落花生を撒きます。
より掃除が楽になるように、撒くというより、むしろ置くかもしれません(笑)
年々歳も取ってきたから、歳の数だけ落花生を食べるのも容易ではないので、
私としては落花生よりも恵方巻きを食べたいな。
知らないうちに、節分は恵方巻き商戦が過熱するようになりましたよね。
確かに節分というイベントが無かったら、海苔巻なんて自分で作ることも、
わざわざ買うこともあまりないかもしれません。
今年は美味しいと評判の回転寿司店で、すでに予約済です。
今朝も新聞の折り込みチラシに、
百貨店やスーパーの恵方巻きの広告が掲載されていました。
今となってはすでにお寿司ではなく、
恵方ロールというロールケーキまで何種類も出る時代。
たかが節分に踊らされてくだらないと思いつつも、
食い意地の張る私としては、
踊らされるのも悪くないなと思うのです。

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