自己啓発本

大型書店に行くのが好きだ。
店員の数やバイヤーの数が多いほど、取り扱う本のジャンルに偏りがないように思えるから、三階建てなどの大型書店に行くようにしている。

そんな本屋ではまず新刊コーナーをサッと見て、そのあとビジネス書の新刊コーナーを見る。
私は自己啓発本を読むのが好きで、これまであらゆるものを読んできた。
でもいつも一つの疑いが生じるのだ。

会社のトップや本当に成功した、いや今現在成功している人というのは、実際は執筆する暇など無いはずだ。
本を執筆するぐらいだから、この人はプロフィールに書いてあるほど忙しくない、つまりあまり仕事はできないけど人に色々もの申すことだけは得意な人なんじゃないかと疑ってしまうのだ。

そういった疑問を持ったまま本のタイトルや目次を読むと、とても薄っぺらな内容だと感じてしまう。
成功者の奥さんや側近が、近くにいる本人について語っている方がよりリアルな成功者のヒストリーなんじゃないかと思うのだ。

そういう目で自己啓発本を見ると、無駄な本が見えてくる。無駄な本をレジに持っていくことがなくなる。
書店員に言う前に、私こそ本に対して偏った考えを持っていると思う。
でもそんな私は本当に自己啓発本を見るのが好きなんだ。

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